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鶴峯公園のツツジ満開 祭り19日まで延長

2019年5月15日

HPつつじ祭り延長
 中部地方一のツツジの名所とされる鶴峯公園(岡谷市川岸上3)で、花が見頃を迎えている。市商業観光課によると、昨年に比べて開花が1週間ほど遅れ、実行委員会は開催中の「つつじ祭り」を19日(日)まで延ばすことを決定。有料の臨時駐車場の開設も延長し、来場者を迎え入れる。
 同公園の約1万9500平方㍍には、オオムラサキツツジ、クルメツツジ、ヤマツツジなど30種余りの約3万株が植わる。昭和初期、片倉組の初代片倉兼太郎が学校教育を受けていない従業員のために学校を建てた場所で、1935年に当時の川岸村に寄贈された。
 花の付きは例年より悪く、同課は8日の霜などで傷んだことが原因と推察する。株によっては部分的に咲いていない場所があるものの、担当職員は「予測しづらいが、今季は今がピークだと思う」と話す。
 14日にも鮮やかに染まった園内を見ようと多くの人が訪れ、カメラやスマートフォンで記念撮影をしながら散策する姿が見られた。木島平村から母と訪れたという女性(57)は「以前は弟が近くに住んでいて、来るのは十数年ぶり。花は少なめだけどきれいで素晴らしい」と話した。
 公園周辺の市道号と、市道372号の一部で行った交通規制は14日で解除された。観光土産品の販売所は19日まで設置する。駐車場は午前9時〜午後6時で普通車500円、マイクロバス千円、大型車1500円。問い合わせは同課(電23・4811)へ。
(写真は、鮮やかに染まる園内。多くの人が散策する)