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冊子参考に進路学習企業と高校生つなぐ
2019年2月20日
市民新聞グループ(7紙)は19日、諏訪地域の高校2年生を対象に、1月に発行した中南信企業紹介冊子「TSUNAGU(つなぐ)」掲載企業による企業勉強会を諏訪市文化センターで開いた。初めての催しで、47社がブースを構え、5校約330人が参加。生徒たちは、企業担当者や冊子に登場した若手社員から会社の様子や仕事のやりがいを聞き、進路を決める際の一助とした。
冊子は、地元企業と生徒を結び付けようと発行。昨年5月に続く2回目で、今回は、諏訪、上伊那版から中南信へと範囲を広げた。企業勉強会も、両者を直接「つなぐ」場として企画。前もって生徒たちには冊子を配り、当日足を運ぶ企業や質問を考えてもらった。
生徒たちは4社を目標に各企業を訪問。担当者から経営理念や業務内容、商品の説明を受けた。その後は、若手社員に仕事の苦労や休日の過ごし方などを質問。冊子だけでは分からない生の声を聞き、企業のイメージを膨らませていた。
参加した高校生(17)=岡谷市=は「年齢が近い社員から直接話が聞けて、良かった。働くイメージが湧いたし、説明を受けた会社に行ってみたいと思った」と話した。参加企業の入社2年目の社員(22)は「学生からは、仕事上の良い点、悪い点などの素朴な疑問が多かった。大変だと思うけれど、就職活動を頑張ってほしい」とメッセージを送った。(写真は、企業側から会社説明を受ける学生たち)