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自転車で訪れやすく 大社にサイクルスタンド設置へ

2018年11月30日

大社にスタンド

 自転車愛好者でつくる諏訪湖八ケ岳自転車活用推進協議会は諏訪大社の協力を受けて、自転車駐輪台のサイクルスタンド8基を上社、下社へ設置する。自転車を移動手段に4社を回る人もいるといい、訪ねやすい環境に近づける狙い。スタンドは8日(土)に本宮で神職による祈祷(きとう)を受けてから、順次各社へ置かれていく予定だ。
 スタンドの設置は、県の「地域発 元気づくり支援金」を受けたことを切っ掛けに本年度に始動。年度内に諏訪地域6市町村を対象に約30基を設ける計画でいて、第1弾として大社に置くことにした。
 スタンドは手作りで、諏訪湖の花火や八ケ岳をイメージした協議会のロゴ入り。板材を組み合わせた縦1・8㍍、横1・1㍍。備え付けの自立スタンドがないスポーツタイプに有効で、サドル部分を引っ掛けて固定し1基で3、4台を駐輪させることができる。
 代表の小口良平さん(38)は「スタンドのことに理解をしてもらい、大社に設置できることになった。サイクリストが立ち寄りやすく、お参りできるようになる」と期待している。
 協議会は本年度を初年度に3カ年計画で、100基を設置することを目標に掲げて活動している。カフェ、温泉施設、観光地など観光客が訪れそうな場所へ設け、サイクリングがしやすい地域づくりに取り組んでいく。(写真は、諏訪大社4社に設置するサイクルスタンド)