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下諏訪で歴史の道会議長野県大会開幕
2018年11月24日
「全国歴史の道会議長野県大会」は23、24両日、下諏訪総合文化センターを主会場に開かれた。「魅力再発見!信州歴史の道中山道」をテーマに、講演やウオーキングを行って、地域を通る古道の魅力に迫った。
歴史の道会議は全国の古道を対象に2年に1回計画して14回目。今回は文化庁や下諏訪、長和両町教育委員会などでつくる実行委員会が主催し、市民新聞グループ(7紙)など後援。県内開催は1992年の第2回以来。
初日は講演がメインで、県埋蔵文化財センター調査部調査第3課長の櫻井秀雄さんが「信州の歴史の道—その保存と活用の歩み—」の題で開催地発表した。県の調査や文化庁の「歴史の道百選」といった事業を引き合いに話を進めた。
「歴史の道は歩くことが最大の保存活動」と櫻井さん。道を散策する県教委の文化財ツアーを例に、自治体と地域・活動団体が共同して継続的に取り組んでいく必要性を訴え考えてもらった。このほか、明治大学の吉田優教授の記念講演や事例報告もあった。
講演には町内外から約140人が出席した。オープニングセレモニーでは、青木悟町長が「下諏訪宿は中山道唯一の温泉宿場町。その歴史と文化を感じてもらえれば」と述べ、町制施行125周年事業に位置付けて開催した経緯にも触れた。
(写真は、講演を聞いて歴史の道に関心を寄せた)