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「ど真ん中」をＰＲへ　辰野町

2018年11月6日

　辰野町を「ど真ん中町」に改名します。ど肝を抜くこんな政策はもちろん冗談だが、町は辰野の地理的な「日本のど真ん中」を全国に打ち出し、積極的なＰＲに乗り出す—というのだ。そのために町民メンバーを募って「ど真ん中作戦会議」の開催を決定した。
　９月21日放送されたＮＨＫのクイズ番組「チコちゃんに叱られる」。日本の中心を掲げる全国28市町村と地区の緯度、経度から平均を割り出すと、緯線と経線が00分00秒で交わる町のゼロポイントからわずか離れた場所に。めでたく第１回「日本の中心選手権」獲得となり、職員のやる気に火が付いた。
　早速、職員らで動き出すも「行政では限定的なものになりかねない」との心配も。参加希望の熱い声も届き、町民を巻き込んだ会議を決定。22日（木）から年内に３回を計画し、ロゴやど真ん中部長の任命など、あの手この手のアイデアを出してもらい深掘りする。
　「放送には正直、一件の問い合わせもなかったが、盛り上げに『参画したい』との声は多く頂いた」と武居保男町長。名刺に「ど真ん中町」を入れることも宣言。町まちづくり政策課は「この機会を逃すことなく遊び心も含んだ中で展開し、町民にも、ど真ん中性を知って誇りに思ってほしい」と話している。
　会議は22日のほか、29日（木）、12月13日（木）で、いずれも午後６時から町役場で開く。申し込み不要で、町民や町内に在学、在勤する人など誰でも参加できる。問い合わせは同課（電0266・41 ・1111）へ。