NEWS

湖周サイクリングロード整備 県担当区間で着工

2018年11月2日

181101中面・サイクリングロード着工
 県と諏訪湖周3市町で進める「諏訪湖周サイクリングロード」の県担当区間の整備工事が1日、始まった。来年5月下旬にかけて、諏訪市豊田の新川橋から武井田川橋までの約650㍍に、自転車が走行できるロード造成を目指す。県によると、サイクリングロード着手は同区間が初という。
 湖周16㌔のうち、県担当区間は岡谷市の釜口水門から諏訪市のヨットハーバーまで約6・6㌔。整備計画では、既存のジョギングロードをサイクリングロードに転用し、諏訪湖側県管理の草地スペースにジョギングロードを造成する。
 両ロードともに幅約3㍍。草地を整地し、砕石を敷いてアスファルトにしてからゴムチップ舗装とする。両ロード間には最大で1㍍の段差を設けるという。施工は諏訪市のスワテック建設と、住建総業が請け負う。総事業費のうち県が1億円、国が1千万円を負担。
 初日は既存のジョギングロードとの境に安全柵を設置し、丁張り作業を行った。工期中はジョギングロードを通行止めにせず、誘導員を配置し安全を確保するという。県諏訪建設事務所では「ジョギングをしている人も多いので、安全には十分注意しスムーズに進めたい」と話していた。
 今後、県では他区間の測量・設計が済み次第、順次着手したいとする。諏訪市担当2・8㌔、下諏訪町担当4.1㌔、岡谷市担当2・5㌔各区間でも測量・設計が進む。全体は8年ほどかけて完成させる予定。(写真は、整備工事が始まった湖周)