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光と音の競演豪華でワイドに 諏訪湖祭湖上花火大会 70周年 節目の夜を彩る

2018年8月16日

花火
 第70回「諏訪湖祭湖上花火大会」(実行委員会主催)が16日、諏訪市の諏訪湖畔で開かれた。ことしは、節目を記念した仕掛けをプログラムの随所にちりばめ、ワイド感と豪華さをアップ。過去最大規模の4万3千発を打ち上げ、湖畔を埋める50万人(主催者発表)の花火ファンを魅了した。
 実行委会長の金子ゆかり市長は「70年を迎えた記念すべき大会は多くの支援と応援で、工夫を凝らした豪華な花火を用意できた。最後の最後まで楽しんで」とあいさつして点火。湖上の人工島「初島」周辺から夜空に向かって一斉に光が伸び、大迫力の超ワイドスターマインで開幕した。
 第1部は構成を一新し、10号早打ちとスターマイン競技をセットにした花火を披露。県内外の10の煙火店が趣向を凝らした花火を打ち上げ、湖面と夜空を染める光の大輪と大音響が観客を沸かせた。ことしは、アイドルグループ「SKE」の元メンバーでタレントの柴田阿弥さんと、日本煙火協会専務理事の河野晴行さんを司会とコメンテーターに迎え、解説を交えながら大会を盛り上げた。
 第2部では、迫力満点の尺玉大スターマインや、音楽と花火が共演する「ミュージックスターマイン」などが次々と披露された。終盤の「キス・オブ・ファイア」では、諏訪湖ならではの水上スターマインが登場。ことしは、湖上花火大会の「お家芸」をより長く楽しめる仕掛けを施し、湖上に咲く扇型の花火の連続技に歓喜の声がわき起こった。
 
 (写真は70回目の節目を彩る光の大輪。諏訪湖畔を埋めた観客からは歓喜の声がわき起こった)