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春本番湖へしぶき上げ 諏訪湖「ダックツアー」10季目開幕
2018年3月19日
水陸両用バスで諏訪市内と諏訪湖を巡る「諏訪湖探険ダックツアー」が、10シーズン目の運行をスタートした。18日にはオープンセレモニーが豊田のSUWAガラスの里であり、今季2万人の目標達成と期間中の無事を祈願。勢いよくしぶきを上げ、春の気配を感じる湖に入った。
セレモニーでは、日本水陸観光諏訪営業所の須知翔太朗所長が「10年の節目を迎え、新たな気持ちでやっていきたい」とあいさつ。信州諏訪ガラスの里の岩波尚宏代表取締役社長も「御神渡(おみわた)りのように魅力があれば、どんな環境でも来てもらえる。魅力づくりに力を入れたい」と話した。
木やり一声の後、関係者がテープカット、諏訪市民感謝デーの客40人余を乗せた第1便が運行した。諏訪湖ヨットハーバーでは「3、2、1、ゴー」の合図で湖に入り、早春の湖上の旅を楽しんだ。この日の市民号は、5便運行したが、全便満席の人気ぶり。一家5人で利用した上川の会社員、市之宮純一さんは「街中で走る姿は見ているが、初めての体験。子どもも楽しみにしてきた」と話した。
今月は27日(火)まで、感謝デーとして諏訪地域と辰野町の希望者に割引で乗車してもらい、地元住民に魅力発信を続ける。一般客を乗せる運行は4月から。12月2日(日)までの期間中は1日最大7便、7、8月両月は8便まで運行する。クルーズを楽しんだ後、片倉館や高島城を車窓から眺めてガラスの里に戻る。
諏訪湖の水陸両用バスは、全国3番目の2009年5月から運行が始まった。昨季は、エンジンの故障で大型連休中に運行できなかったことや、夏場のヒシやクロモ繁殖の影響で前年度より約3700人減の約1万5千人が乗車した。
料金は、大人2800円、小学生以下1800円。2歳以下00円。水曜日定休。問い合わせは日本水陸観光諏訪営業所(電75・2650)へ。
(写真は、豪快にしぶきを上げて諏訪湖に入るバス)