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儀象堂が観光拠点へ一新 「しもすわ今昔館」に改称
2018年2月28日
下諏訪町は、現在施設改修している諏訪湖時の科学館儀象堂を「しもすわ今昔館(こんじゃくかん)」に改称する。隣接する埋蔵文化財センターと一体的な構造にし、町の歴史が体感、体験できる新たな観光拠点として、4月中にオープンさせる見通しで準備を進めている。開会中の町議会3月定例会に、名称変更などに伴う条例の一部改正案を提出している。
新名称は、観光事業者や地元のまちづくり協議会などでつくる儀象堂改修検討委員会が提案した。町産業振興課によると、施設の性質や一帯の宿場町の風情などを鑑み、下諏訪の今と昔を知ることができるという施設になればと思いを込めてネーミングした。
儀象堂の名称は、時計作り体験ができる「時計工房儀象堂」を1階部分に設けることで、継承させる。同課では「儀象堂の名称は普及している」と分析。これまでのファンも含め、残すことで集客に役立てたい考えでいる。
今昔館のほか、町では埋蔵文化財センターを「埋蔵文化財センター星ケ塔ミュージアム」、近くの歴史民俗資料館を「宿場街道資料館」と改める条例の一部改正案も今議会に提出。展示についてより分かりやすい名称にしたい考えだ。
(写真は、改修が進む儀象堂1階フロア)