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小平選手金メダルに地元祝福の声
2018年2月20日
平昌冬季五輪スピードスケート女子500メートルが行われた18日夜、茅野市豊平出身の小平奈緒選手を応援しようと、母校の茅野北部中学校やつがねホール、地元の南大塩公民館、市役所大ホールの市内3会場でパブリックビューイングが実施された。五輪新記録で、日本女子スピードスケート史上初の金メダルという快挙に歓喜と祝福の声が上がった。
北部中には、日の丸や「必勝」と顔に描いた中学生、地域住民、小平選手の同級生ら400人以上が、金メダルへの期待を胸に詰め掛けた。画面に登場した小平選手を後押ししようと、生徒会を中心に「コダイラ、コダイラ」とコール。号砲とともにスティックバルーンを打ち鳴らし、会場が揺れるほどの大歓声を響かせた。1位が確定すると興奮は最高潮に。「やったー」「ばんざーい」と抱き合いながら涙ぐむ姿も見られた。
同校の生徒会長は「後輩として誇りに思う。自分たちの気持ちがしっかりと平昌に届くように応援しました」と会場を盛り上げた。最前列で見守った女子生徒は「始まる前からどきどきしていました。同じ校舎の床を踏んでいた人が金メダルを取って、感動して、うれし過ぎます」と喜んだ。
小平選手の同級生も集まり、旧友たちと声をからして応援。中学校時代の担任教諭は「みんなと一緒に奈緒さんの活躍を見られてうれしい。最高の舞台で、最高の滑りをしてくれた。本当に感動した。ありがとうという言葉を掛けたい」と教え子をたたえた。
(写真は五輪新記録でゴールし、沸き返る会場=茅野北部中)