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結氷しても立ち入らない 諏訪湖周に注意看板と赤い旗

2017年12月20日

171218諏訪に看板と赤い旗
 本格的な冬の観光シーズンを前に、諏訪地区観光客安全対策推進会議(事務局・県諏訪地域振興局商工観光課)は18日、国内外から訪れる観光客や地元住民に結氷した諏訪湖に立ち入らないよう注意を促す看板と、赤い旗を湖周に設置した。
 以前は結氷してからだったが、薄い氷の上に乗って落水する事故を未然に防止するため、近年は早めに設置している。ことしの作業には同会議を構成する関係機関・団体から約30人が参加。3グループに分かれて取り組んだ。
 ことしも例年通り「諏訪湖の氷上は、厚さ、強さにむらがあり危険。絶対氷上に乗らないように」などと記した注意看板約50基と、赤い旗約50本を湖周の要所に設置し、人が入りやすい場所にはロープも張った。
 観光客や釣り人が多い釜口水門(岡谷市)、間欠泉センター(諏訪市)、赤砂崎公園(下諏訪町)には、御神渡りの紹介と注意喚起を兼ねた看板を設置。増加する外国人観光客用の注意喚起ポスターもラミネートしてロープなどに取り付けた。
 同会議は、結氷したらパトロールを行うほか、防災無線も利用して注意を呼び掛け、事故防止を図る。(写真は、結氷した諏訪湖に立ち入らないよう注意を促す看板や赤い旗を設置する関係者=諏訪市の石彫公園で)