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出早公園「もみじ祭り」あすから
2017年10月24日
出早公園の「もみじ祭り」が25日(水)に始まる。11月7日(火)までの期間中、湯茶の接待や夜間点灯などがある。色づきはこのところの長雨で例年よりやや遅く、見頃は月末から11月初旬になりそう。23日には地元の愛護団体が、台風で大量に落ちた杉の枯れ枝などをかき集め、環境を整えた。
もみじ祭りは年々人気が高まり、県内はもとより全国的な誘客宣伝を行っていることもあって来訪者が増加。関東、東海方面を中心に観光客が大型バスで乗り入れる。
公園内の多様な植物を守り育てている愛楓会(あいふうかい)が今季も祭りへ準備。横川、中屋、中村の3区に手分けして周辺の西山田地域内にのぼり旗約30本の設置を進める。園内にはテントを立てて休憩所を設けた。台風による暴風雨で一面に散らばった杉の枝木やケヤキの枯れ葉をかき集め、落ち葉の小山が幾つもできた。同会会長は「雨が降って色づきが一段と素晴らしくなりそう。大勢に楽しんでほしい」と歓迎する。
祭り期間中は毎日、会員が湯茶の接待を午前9時から午後4時まで行うほか、午後9時まで点灯。毎回好評のそば落雁(らくがん)や「もみじ手ぬぐい」、出早雄小萩神社のお札、御朱印の販売もある。岡谷市と下諏訪町の参加者が紅葉をめでながら親睦を深める、第60回出早公園観楓会は28日(土)に行う。
園内には自然植生を中心に約20種のカエデ600本があり、古くから紅葉の名所として知られる。
車での来場は国道20号バイパス「出早」の信号が目印。昨年、公園入り口付近の道路や駐車場が拡幅された。
(写真は、強風で落ちた枯れ枝をかき集める愛楓会会員)