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諏訪圏工業メッセ開幕 過去最多422社が出展
2017年10月20日
諏訪圏工業メッセ2017=6市町村の商工会議所・商工会などでつくる実行委員会主催、市民新聞グループ(7紙)など後援=が19日、諏訪湖イベントホール(旧東洋バルヴ工場跡地)で開幕した。16回目のことしは過去最多の422社(学校・研究機関など含む)が出展。地方としては国内最大級の展示会に成長を遂げ、21日(土)まで3日間の日程で諏訪の技術力をアピールする。
2002年に始まった同メッセは、ことしから「価値ある技術の進化でグローバルに発信」をテーマに、新たな第4ステージ(〜21年)に入った。
出展社は、諏訪地域内企業が221社、諏訪地域以外の県内企業が125社、県外企業が31社、学校・研究機関などが18団体、その他(企画・テーマゾーン、海外など)が27社で、総数は昨年を10社上回った。
展示セッションは▽加工技術▽電気・機械・光学▽ソリューション▽産学・研究—と、従来通りのカテゴリー別ゾーニングとしたが、新たに「グループ・地域連携ゾーン」を設けた。
6回目になる「企画・テーマゾーン」では、新分野(医療、環境、エネルギーなど)や地域連携など、諏訪地域が目指している方向性を発信。航空・宇宙関連、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)など最新の先端技術に関する取り組みも紹介している。
国際展開ではアメリカ、イスラエル、インドネシア、タイ、中国、ブラジル、ベトナム、マレーシア、ドイツの9カ国から企業や団体を招へいし、活発なビジネスマッチングによる国際色豊かなメッセを目指す。
開会式で、小林秀年実行委員長(下諏訪商工会議所会頭)は「世界で大きな技術革新が起きており、製造業を巡る環境はますます厳しさを増している。工業メッセの開催を通じて、諏訪から世界へ連携の輪、交流の輪を広げ、諏訪のものづくり、世界のものづりの活性化に大きく貢献していきたい」とあいさつした。
午前9時半から午後4時半(最終日は4時)まで。ヨットハーバーに臨時駐車場を用意し、会場まで無料シャトルバスを運行する。
(写真は、テープカットを行う小林実行委員長=左から5人目=ら)