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諏訪湖で泥舟レース 豊田アホウ丸大会盛り上がる
2017年7月18日
泥舟レースの第20回「豊田アホウ丸大会」(豊田アホウ丸会など主催)は16日、諏訪市豊田有賀石舟渡の新川河口で開いた。小学生から一般まで64チームが出場。白熱したレースを繰り広げながら、諏訪湖に親しんだ。
大会は、江戸時代末期に諏訪湖の治水に尽力した、旧有賀村出身の伊藤五六郎の功績を後世に伝え、青少年の健全育成を図る目的。昨年は御柱祭で行わなかったため、2年ぶりに開いた。
大会名は、五六郎が私財を投げ打って造った大型の泥舟「アホウ丸」が由来。小学生やレディース、一般、地区代表などの計6部門で行い、河口をスタートして沖合で折り返す約140メートルのコースでタイムを競った。
平林隆夫副市長や市議会議員が乗った「副市長丸」など、来賓3チームのレースで開幕した。その後も、子どもと大人の混合チームや豊田小学校の教職員チームなどが、陸上からの声援を受けて熱戦を展開。右往左往する舟と格闘しながら、湖上に笑い声を響かせた。
小学生団体の1レース目で1着になった「とよだっ子A」の女子(8)は「水が重くて大変だったけれど、楽しかった。また来年も出たい」と喜んでいた。
(写真は、岸辺の応援を背に一斉にスタートする舟)