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中央道上下線諏訪湖SA内 温泉施設を閉鎖へ
2025年4月11日
中央道上下線の諏訪湖サービスエリア(SA、諏訪市、岡谷市)の温泉施設「ハイウェイ温泉諏訪湖」の営業が、来年1月ごろまでに終了する。老朽化や近年の利用者減が主な理由。30年以上にわたり、観光客や長距離ドライバーらを癒やしてきた人気スポットが姿を消す。
中日本高速道路(名古屋市)が9日、発表した。同SAを管理する中日本エクシス信州支店(松本市)によると、閉鎖は下りがことし10月ころ、上りが来年1月ころ。現在、施設の運営は上りがアルピコ交通(松本市)、下りはホテル紅や(諏訪市)が担い、入浴料は上りが大人730円(子ども330円)、下りが大人700円(同325円)。
1992年12月に高速道路では全国初の温泉施設としてオープン。源泉を使用し、浴室から諏訪湖が一望できるのが特徴で、コロナ禍以前はゆず湯など季節に合わせたイベントもあった。利用はトラック運転手が中心で、「運転の疲れが癒やせる」「冬場に温まれる」と重宝され、観光客や地元住民の利用もあるという。一方で2018年ころから利用者の減少傾向が続いていた。
同社は、上り線の駒ケ岳SA(駒ケ根市)と下り線の双葉SA(山梨県甲斐市)に、新たにコインシャワーを整備する計画。営業は駒ケ岳SAが今月25日(金)から、双葉SAがことしの秋ころの予定。
(写真は、閉鎖が決まった諏訪湖SA=上り=のハイウェイ温泉諏訪湖)