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民設民営で取引始まる 新「諏訪市場」に威勢のいい声

2025年4月2日


 民設民営の新たな運営体制に移行した「諏訪市場」は1日朝、開場式を諏訪市湖南の同市場で行った。青果棟の競りには、フキノトウやタラの芽といった春の味も出荷され、威勢のいい声とともに取引がスタートした。
 公設地方卸売市場は1974年に市が開設した。しかし流通の変化などにより、市は公設での存続は難しいと判断。2023年3月の市場審議会で廃止を「妥当」とする答申を受け、関係事業者などでつくる検討委員会で約2年間にわたって新たな仕組みについて議論を重ねた。
 新体制では、卸売業者や買受人組合など関連事業者で組織する運営協議会が意思決定機関となり、市はオブザーバーとして参画する。施設は市と事業者で賃貸契約を結び、新たな施設管理委員会が維持管理や運営について協議する。
 金子ゆかり市長は「開設以来、公設市場は大きな役割を果たしてきた。これからは民の力と発想で、安心安全な食の供給を期待する」とあいさつを述べた。
 運営協議会の柴田照夫委員長(三印社長)は「民設民営の市場として商売を継続できることに感謝。どのように事業を継続するか、皆さんの知恵を借りて新しい諏訪市場をつくりたい。にぎわいを取り戻し、地域の拠点としての役割を果たせるように」と願った。(写真は民設民営の新体制で取引を始めた諏訪市場)